チーズの栄養

チーズには牛乳の栄養が凝縮されています。
その栄養について注目してみましょう。

チーズは優れた栄養食品

「乳」には必要な栄養素がバランスよく含まれています。
古くから、これをなんとか保存できないものかと考え出されたものがチーズです。
チーズには牛乳の栄養がギュッと詰まっています。

日本食品標準成分表2015から算出

チーズの主な栄養

チーズの主な栄養成分は、たんぱく質、脂肪、ミネラル、ビタミンです。

チーズに足りない栄養素

チーズには、カルシウムや良質のたんぱく質が豊富に含まれており、栄養的に極めて優れた食品であることはよく知られています。パンや野菜、フルーツと一緒に摂ることで、チーズに不足している、「食物繊維」と「ビタミンC」を効果的に補うことができ、おいしいだけでなく栄養素のバランスもアップします。

たんぱく質

たんぱく質は私たちの体の細胞を構成するのに必要な栄養素です。成長期の子供だけでなく老年期の人たちにもきちんと摂取して欲しい栄養素です。チーズには、良質のたんぱく質が含まれています。また、体内では生成できない必須アミノ酸も豊富に含まれており、消化吸収されやすい形になっています。

脂肪

脂肪は、体調維持のためにも必要な栄養素です。
チーズの脂肪は、チーズの食感や香りに影響を与えています。チーズに含まれる脂肪は、揮発性脂肪酸や中鎖脂肪酸も含まれており消化過程で分解されやすく、速やかにエネルギーに変わるため、太りにくいといわれています。

コレステロール

とかく悪く捉えられがちなコレステロールですが、実は脳・脊髄・肝臓などの臓器の構成に関与しており、私たちの体内でも作られている健康維持に必要な成分です。特に、育ち盛りの子供には必須のものです。

日本食品標準成分表2015から算出

ビタミン

ビタミンは身体の機能を維持するために欠かせない栄養素です。
チーズには、ビタミンAとビタミンB2が多く含まれています。
ビタミンAは、皮膚や粘膜を守り、視力の維持や免疫力を高めます。
ビタミンB2は、体内の脂肪を分解し燃焼させ、身体の成長や疲労の回復に役立ちます。

ミネラル(カルシウム)

チーズに含まれるミネラルとして注目すべきはカルシウムです。
カルシウムは、身体を維持していく上で、骨を作り神経・血圧のバランスを調節している大変重要なミネラルです。
チーズのカルシウムは、吸収率もよく、ビタミンDと一緒に摂取すると、さらに吸収率がアップします。カルシウムが不足すると「骨粗しょう症」の原因にもなりますので、チーズを食べて骨を健康にしましょう。

日本食品標準成分表2015から算出

塩分

塩分はチーズ製造において、チーズの塩味付与、保存性を高めるために必要な成分です。チーズの種類により塩分値は異なり、クリームチーズやカマンベールではだいたい1~2%、青カビタイプのチーズでは2~4%です。ゴーダを一度に食べる量は30g程度で、食塩に換算すると0.6gです。もし、チーズの塩味を強く感じた場合は、野菜や果物などと組み合わせたり、お料理にご使用ください。

日本食品標準成分表2015から算出

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